JTB広州だより
時速350キロで走行が可能な高速鉄道の「武広線」が26日、中国中部の武漢市と南部の広州市の間で開通する。中国国際放送局が報じた。
路線の全長は高速鉄道としては世界で最も長い1068.6キロで、武漢から広州までを3時間8分で結ぶ。車両は中国が知的所有権を持つ高速列車「和諧号(和諧は調和の意)」が使われる。9日の試運転では世界最高の時速394キロを記録していた。
二等席運賃は490元、一等席780元。この料金に「高すぎる」との声が出た。在来線の「硬座(2等座席)」の3倍ほどもするためで、「春節(旧正月)時に帰省する労働者は、とても利用できない」、「エリート専用列車だ」などの意見もある。
一方、乗客を取られまいとする航空業界側は、値下げ攻勢を着手。12月になり、競合区間の長沙-広州では5割-3割引きの271-361元(約3488-4647円)でチケットが売り出された。武漢-深セン間でも300元(約3862円)以下、場合によっては260元(約3347円)程度の格安チケットが出現。航空機利用の場合燃料付加料金や空港利用料が加算されるが、それでも価格競争力では優勢を保っている。
高速鉄道をめぐる「陸・空の激戦」では特に開業直後、“夢の超特急”人気が高まることも予想できるため、「航空会社は客離れを阻止するため、7割引きチケットを売り出すだろう」との見方もある。







